チヌ落とし込み釣行記 2004/5月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
5月23日
(日)
沖防 11:13
 5:11
20 東〜西
カラス
カニ
メイタ

初沖防はあ


 連チャンで飲みごとがあり、遠くにも行けないし、沖防もちらほらチヌがでているそうなので、久しぶりのホームグランドへ落とし込み釣りに。
 まず、地方の岸壁で竿を出したら、27〜8cmのメイタがかかってきた。
 これは、今日の沖防イケルかも。

 実は前日も、3時間ほど竿を出した。沖防のよさは、当日、用事があっても、竿を出せる手軽さだ。新波止で回転式のFUJIリールで超前打ちの試し釣りをして思惑どおりに気持ちよく仕掛けは飛んだがノーヒット。赤ナマコが発生してると船長が教えてくれた。確かに美味しそうな赤ナマコ波止足にへばりついていて簡単に取れる。でも、クーラーを持ってきてなかったので、今日はナマコ生かし用に網バケツを持参した。(結局、日曜は新波止には上がらなかったのでナマコはすくえず、バケツは空っぽのままでした。じゃんねん。)

 一緒に船に乗った矢野さんが、
 「昨日は、ソロバンでメイタがバンバンあたりましたよ。」
 どうしようかと思ったけど、切れ波止に上がる。
 
 風はほとんどなく、オーバーハングは満潮前で隠れていたが、こんな時は上層でビタッと止まったり、ズルッと引き込んだりするアタリが快感なんだよね。
 カラスをスライドさせて中に入れ込む。潮の流れも緩やかで、餌は結構、うまくオーバーハングに入り込むのだが、アタリは全くなし。
 
 ソロバンに移動しようかと思ってたら、RISUさんから電話。
 「ソロバンもぜーんぜんあたらんよ〜。」

 しょうがない、ここで沈没するか。

 また、釣ってたら、チヌをぶら下げて来た人がいた。
 「釣れたんですか〜?」
 「一文字で、バタバタと喰いましたよ。」
 聞くと、他にも30cm前後もあと2枚きたと言うことなので、試しにあまり好きでない一文字でやってみるか。
 
 しかしあたらない。RMCのメンバーさん達も全然ダメと言う。
 11頃から海風が吹いてきて、壁際がバシャバシャし出して、カラス1,5cmで穴に入れていると、穂先がチョンとわずかにお辞儀。合わせたが、貝を割られているだけ。たぶんちっこいのがあたったんだろうね。
 見切りをつけて、13時前に納竿で、沖防もこれからってとこかな。

凪の切れ波止

沖防で合った畑中さん一文字で39cm
    


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
5月3日
(月)
長崎 14 満 :58
13:10
19.5 南南東強強
やや濁 カニ
49

非日常的体験


 しばらく、サンバ釣りに興じていたが、さて、そろそろチヌ釣りに戻るか。
 
 この日のために連休2日を仕事に費やした。連休唯一の釣り日に設定した日だ。
 ミツルさんにいろいろと落とし込み情報を聞いたが、どうもパッとしないようだ。かといって他のところはさらに情報薄いし、大型はやはり長崎か。
 神ノ島に行くという金太さんと、まぼろしさんの釣行に割り込んで、3人で長崎を目指す。
 天気予報は雨:最高6mm/h、風:南南東最大7m/s。たいして降らないようだし、風も波止の向きからして波止平行気味に吹くので釣りにくいけど、ま、何とかなるだろう、ね。

 船着き場に到着すると、やはり雨。風もそこそこ吹いている.
 金太さんを別な波止におろし、船はさらに沖の波止に向かう。

 予報どおり、波止斜めに沿うように風が吹いているが、適度な波で満潮直前の波止際はバシャバシャしている。
 「いい感じですね。」
 まぼろしさんの言葉に相づちをうち、早々、支度に掛かる。
 
 この状況、おそらく、チヌがいれば上層近くで喰うだろう。ヘチ竿3.1mをチョイス。いつものダゴチン専用鈎2号のチモトに風対策として重めのガン玉3Bを打つ。

 コバから落としていく。潮の流れもよし。が、アタリなし。
 内側を落としていく。アタリなし、アタリなし…。反対側の端まで行っても、アタリなし。
 外側を落とす…。とうとう1周してしまったぁ。最初につけたカニ1匹で出発点まで戻ってきてしまったぁ。上層には餌取りもいない。
 まぼろしさんは、最初の地点でずっと粘っていて、
 「どうでした?」
 と聞く。
 「ぜ〜んぜん。上層では喰わないようですね。」
 水温は、驚くほど高く、19.5度。なぜ上の方で喰わないのかな。
 
 これは底かな? 
 ガン玉5Bを追加し、一気に15mほどの底ねらいでやってみることに。
 しかし、底も、たまーに、フグがかじる程度で、アタリらしきものはない。
 まだ、時期的に早いのかなぁ。

 そう思いながら、波止端付近の潮の流れに乗せ、カニを底で跳ばして3回目。
 糸を張ると、初めてしっかりした生体反応。 合わせる。乗った!
 引きからしてそう小さくはない。鈎が小さいので、伸びないように丁寧にやりとりしてゲット! ざっと目測して50弱ってとこか。
 まだ7時前、これは、やっぱり底やね。今からバイと、一人ほくそ笑む。

 そこに、昨日から長崎の奥さんの実家に里帰りしていた、たっちゃんから電話。
 「今から、そちらに、向かいます。」
 「そーねー。今、1枚出たとこ。おいでー

 しかし、その電話を切った瞬間から、ザーッと雨が強さを増した。それとともに、ビューッ。すごい風が吹いてきた。
 「ナ、なン!?
  こんなの予報になかったゾー。
 
 程なく、たっちゃんから、今度はメールで、
 今、つきました、地方でちょっと様子を見ます。
 彼がここから見えるぐらいの地波止に来ている。
 ザー! びゅー!
 
暴風! 嵐!
 体を斜めにしないと立ってられない。
 なンなの、これ。
 嵐・・・「嵐のたっちゃ○」 復活!?
 
 それから、上がりの12時まで、それはそれは、すごい風が吹いて、雨がたたきつけ、両足を踏ん張って釣っても、とてもアタリなんかとれる状態ではなく。最後は雷まで鳴り出して。どうして私はここに立っているのでしょう。台風中のマイクを持ったあのアナウンサー状態。 

いい天気のように見えるけれど
 やっと迎えに来た帰りの船の中では、ホッとする間もなく、ザッパーン、ザーッ。波をかぶり。ここまで徹底すると、もう両手で手すりにしがみつき、洗礼に、こうべを垂れて笑っているしかなかった。

 そう言えば、4月の初旬もぼくが釣るときだけ、ヒョウや雨が降ったっけ。
 じゃ、嵐を呼んだのは ぼく?
 いやー、なかなか。 心も体も洗われるいい体験を今日もできてよかった〜。休み返上で一生懸命仕事した甲斐があったというもんだ。  

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