釣りズレ日記2004年10月/チヌ落とし込みシルバーステージ21



釣りができたぁ!

  <04.10.31>

 入院から96日ぶり。
 海へ出た。
 荷物を持てた。渡船も、何とか乗れた。(荷物の受け渡しはできなかっけど。)
 仕掛けを作ってカニを付け、第1投。
 餌がポチャンと海面に落ちたとき、頭がシビレた。
 竿を振れた。餌取りのアタリでさえもワクワクした。
 本命は来なかったけど、一応、魚とのやりとりができた。バラシもした(笑)。
 座ったり、立ったりできた。すこ〜し、歩いて釣ることができた。
 
 健康なときなら、何でもないことをできるのが、新鮮。発見。自信。
 RISUさん、KUMAさんと、釣り場で再び大笑いできた。
 感謝!感謝! 


3ヶ月ぶり海へ

  <04,10,30>

  岸壁からキス釣りなら大丈夫じゃなかろうか。とか考えていたら、KUMAさんから電話。僕が釣りをできるところに行こうと言ってくれた。
 RISUさんも一緒に。二人で餌も用意してくれるって。
 すごいタイミング。
 やはり、持つべきものは…だなぁ!
 
 3ヶ月ぶりに、ヘチ竿を持った。タモを組んだ。リールを並べた。
 明日のハリスは8号だって?
 鈎とオモリをベストに入れ、タックルベルトを点検したら、自然に口元が緩む。
 
 竿にリールをカシャッとはめたとき、だらんと広がり伸びきった心のひだが一瞬に指先の一点に集中した。
 
 7月のままだったカレンダーを3枚破り、10月にすると、今日は大潮だった。 


たかがポイ捨てU

   <04.10.25>
 昨日はいい天気の中、釣り人達の”クリーンアップ大作戦〜志賀島〜”が催され、沢山のゴミが回収されたみたい。参加された方、お疲れ様でした。
 日本の海岸に打ち寄せられるゴミは、ほとんどが日本にいる人がポイと捨てたものだ。でも、よく見ると、外国のものも相当ある。一番近いお隣の国とは200km以上離れているのに。

 太平洋のど真ん中。きれいな海に囲まれた絶海の孤島にも、人類が作った小さなプラスティックの玉、工業用チップが沢山流れ着くそうだ。そして、島の鳥などの生き物の胃袋には、それが入っているということ。
 海は無限?
 地球は誰のもの?
 
http://www.edu.fit.ac.jp/~ainosie/ (相島小学校)ホームページ中の
http://www.edu.fit.ac.jp/~ainosie/beachcouming/beachcoming.htm
は、案外面白い。


気楽な休日

  <04,10,24>

テレビを見ていたら、志摩町の朝市があっていて、えらくにぎやかで面白そうだったから、昨日、カアちゃんと二人で、行ってきた。
 志摩町役場前の目的地に着いても、なんにもあってない。
 「ひょっとして、日曜だけなんじゃないとかね。」
 役場横の観光案内所で聞いたら、やっぱりその通り。
 でも、ヒマなので、別に悔しくもない。ドゥってことない。
 カアちゃん
「最近、変わってない? 今までやったら、『エーくそ、損したぁ。時間がもったいなかった!』とか言って、ブリブリはらかく(怒る)んやけどねぇ。」

 そうネー。釣りに行かないって、なんて時間があるんでしょ。
 「じゃ、海でも周りながら、何処かで食事してぼちぼち帰るか。」
 役場駐車場から出ようとしたとき、ふと目に付いた、人だまりのある建物。

 また、車を止めて、入ってみると、あるある。
 海のもの山のもの。物産直売場だった。
 カアちゃんは、入り口に僕を残したまま、さーっと、野菜の方に行ってしまった。
 
 しょうがなく一人、杖をついて、お魚コーナーに。結構沢山ある。
 真っ先に目に付いたのが、アコウ。1kgぐらいのがなんと1500円!や、安過ぎる〜! 思わず手にとって確保。次に目を疑ったのが40cmを超えたコロダイ。400円。いいとかねぇ。こんなに安くて。
 カワハギ、カマス、アジ、タイ…。見ているだけで楽しくなる。
 

本カワ25cmほど3匹400円

アラカブはさすがにここでも高級魚、
13cm〜15cmぐらい2匹で550円

 カアちゃんが野菜をカゴに詰めて現れる。
 「台風で、野菜、高いヤロ。ここ安いからたっぷり買ったよ。」
満足そう。
「魚も、めちゃくちゃ安いとゾ。」
と案内する。
 
 結局、タイ手のひら6匹350円とカメノテ350円を2パック、サザエ12個600円買って、しっかり持っていたアコウは、刺身が今の僕には、面倒なのであきらめる。
 夕飯は、ちょっとマニアチック海鮮版でした。 

久しぶりのカメノテ。家族大喜び



鈎のこと

   <04,10,23>

 散髪に行って、顔を剃ってもらっていた。女性スタッフが、クリームのようなものを顔に塗って、ヒゲを部分的に深く丁寧に剃っていく、と言うより削っていく。
  次に、泡を顔に塗り、今度はスーッと広範囲に剃る。
  そのとき気が付いた。最初に深剃りしたのと、あとのはカミソリが違う。あとのは軽く撫でるだけで頬に軽くくい込むように刃が薄い。
  女性に聞くと、最初の方は深ぞりをするための両刃。あとのはうぶ毛もそれる片刃だと言う。
   なるほど、使い分けしているんだ。
 
 釣り鈎も、よく刺さるのと、そうでないのがあるなあ。
 
 よく刺さるのがもちろんいいに決まっているが、刺さりがいい鈎は、大体軸が細く、針先も長く細い。軽くアワせるだけで魚にかかるが、概して折れ・曲がりに弱い。
 軸が太い鈎は、鈎先も、あまり細くない。折れないように太く作ってあるのだから、当然と言えば当然だ。だから、魚への掛かりは、細バリよりよくない。

 どちらを使うか。
 使い分けをするしかないのでは?
 
 僕は、普通の落とし込み専用竿を使うとき。つまり、軟らかめの竿で、魚の抵抗を和らげることができるタックルを使うときは、細めの鈎を使う。掛かりがいい方が使いやすいから。ターゲットのチヌは50cmぐらいまでかな。

 太めの鈎は、どんな時に使うか。
 落とし込み専用竿で、極限まで竿の弾力を使わなければいけないような大物を想定しているとき。また、ヘチ竿など、硬い竿で釣るとき。
 糸を出せばいいのかもしれないが、僕の釣り方として、どんどん糸を出して、ジワジワと弱らせて釣り上げるなんて、気長で繊細な芸当は、あまりできない。強引に先手をとって、ある程度タメられるまでタメる。それに耐えうる太い鈎じゃないと、伸びたり折れたりしてしまう。

 どんな鈎も大きければ当然太くなるわけだが、いつも伊勢尼の15号なんかを使うわけに行かないからね。

 僕はいろいろ試行錯誤して、3種類の鈎に絞った。
 G社の伊勢尼、K社のダゴチン専用、O社の丸貝専用 →落とし込み用鈎参照

 この3種類はどれも、針先は少し内側を向いている。


 落とし込みの鈎で鈎先が真っ直ぐ立っているものがある。掛かりは確かにいいかもしれないが、これ、魚とやりとりしていて、テンションが鈎にかかったとき、鈎はどうしても開く、鈎先が内側に曲がっていない鈎は開き始めたら、構造上一気に開いてしまうので、バレる確率は高くなると思う。
 チヌの歯に掛かったこの手の鈎が開いてバレたあとに元の形に戻ることがあるので、釣り人は、鈎が開いたからバレたことに気がつかないことが多い。

 だから、僕はオーソドックスな内側に鈎先が向いているものを使う。これは口の中で滑り、唇にかかる効果も持っていると考えている。


 伊勢尼は、基本的・理想的な型で、大きさのバリエーションが多いので、オールマイティ的。
 ダゴチン専用は、2号〜6号までしかないが、伊勢尼より軸太なので、強引なやりとりが安心してできる。
 丸貝専用は、主にカラス貝餌のときの刺さり重視で中型狙いのとき。
 
 鈎の大きさは餌の大きさに合わせる。
 これは基本だが、カニ餌を使うときは、少し小ぶりの鈎を使うことにしている。なぜか大きな鈎で以前バラシを多発して悔しい思いをしたことがあるからと言う理由だけ。それに、カニを使って誘いを掛ける釣り方をしているときはなるべく鈎も小さい方が違和感がないかな。
 ただし、鈎はダゴチン専用。それより小さな鈎を使いたいときはグレバリ。滅多にない。

 ヘチ竿、PEラインのコンビに小鈎は、鈎が簡単に折れるので、よほど困ったとき以外はやらない。折れるのが怖くて、へっぴり腰になってしまう。
 
 こう言うと、しょっちゅう鈎が折れているようだが、実際はあまりない。折れるというより、伸びてバレたという感触の方が多い。

 要は自分の釣り方に合ったトータルバランスを考えてタックルを組むと言うことじゃないだろうか。



暇つぶし

   <04,10,17>

 とにかく休みの日に仕事以外ですることがない。
 座ってすることしかできないので、パソコンをいじくったり、ビデオを見たり。
 釣具を手入れするとか、目印を作るとか、なぜか、そんな気持ちにはならない。不思議なものだ。
 
 今日は、小野田で我が会のフジツボ講習釣行会があっている。実はこの日に参加することを目標にリハビリに励んできたのだが、やっと、少し歩けるようにはなったものの、数m。まだ10日ぐらいは無理のようで、大久保ちゃんが気を遣ってくれてお誘いの電話してくれたが、残念ながら欠席をした。

 目標が先延ばしになり、ぼけっとヤンキースの試合を見てると、カアちゃんが庭で芋掘りを始めた。
 
 面白そうだから、デッキに出て椅子に座って見ていた。葉はしっかり茂っているのに芋はちょっとだけ。小さいのが5個ぐらいしか収穫できなかった。
 「なんや、それだけ。ケッ。」
とバカにしていると、
 「手伝って」
 と言われ、ドバッとツタを投げられた。茎をチョンチョンと切って揃える。うちの家族は芋がらが大好きなので、ま、全体としては収穫はあったのでした。

ちっこいのが数個だけ

ペットのチョコもしらけ気味



道糸のこと

   <’04,10,16>

 釣具の引き出しを何気なく開けたら、道糸のストックがたくさん。
 ま、フィールドテスターのように、大量にはないが、なけなしの小遣いで買って、気に入らずに使わなかったものや、何個か買いためて出番を待っているものなど、様々。 
 昔はストレーンの16ポンド糸を使っていた。黄色。
 だんだんとオレンジの糸が出だして、視認性のよさからオレンジはよく使った。
 ほとんどナイロン糸。

 なぜ、オレンジ系統を選ぶかというと。
 朝まずめは、光のドップラー効果で太陽光線は青系が強い。白・緑のような糸は見えにくい。昼は海は光や泡で白っぽくなるので、オレンジ系統は大変見やすい。夕方はまた、光のドップラー効果で朝とは逆に太陽光線は赤系統が強くなる。それでは、青か緑かというと薄暗くなるのでそれじゃ見にくく、白系統がいい。オレンジは見にくいが緑よりましということで、トータルで一日中使うのは、オレンジ系統がいいって思っている。

 落とし込みの場合は、道糸は結構、重要なもので、あまり神経質にはなりたくはないが、巻き癖や折れが入ったものは、精神的にも疲れるし、微妙なアタリも見逃す原因となる。
 硬いのはあまりよろしくないようだ。すぐにトップガイドのところで折れ癖が付いてしまう。

 長い間、F社のターボUを使っていた、これは50cm間隔でオレンジに黒が染め込まれているので、目印がわりになるし、水深も見当がつく。結構強い。相当、でかいサイズを掛けても、糸が切れるということはほとんどなかった。少し硬いのが難。この糸が出るまでは、黄やオレンジの糸に、スーパで売っていた「みやこ染」の赤色を湯煎して、目印として染め込んでいた。10m染めるのにも手間がかかった。最近は、消えにくいマジックペンが出ているので、それで代用できるので楽な時代になったものだ。 
 S社のゼブラは白ベースに黒が染めこんであり、柔らかく使いやすい。ただ、逆光やサラシがあると見えにくくなる。
 
 今、総合的に気に入っているのは、R社の落とし込みヘチ(パステルオレンジ)。これは非常にしなやかで癖が付きにくい。色はオレンジかかった肌色のようで、朝〜夕マヅメまで見やすい。ただ、これ、あまり流通していない。っていうか、製造ラインの存亡が気になるところですバイ。

 台船・浮き桟橋・ストラクチャーの多いそんな場所では、瀬ズレに強いPEラインは、心強い。ところが、これが、フニャフニャなので、コブができたり、ガイドに絡んだりとトラブルが多いのが難点。
 そこで登場願ったのが、B社のファイアーライン。表面を特殊コーティングしてすべりを良くし、強度はPEラインよりもあるといわれている。色が緑で見にくくコーティングがはがれるのが難点だが、PEより重く、絡まないので非常に使いやすい。何よりアタリが鮮明に出る。
 だた、やっぱり、弱点もある。使い方の問題なのだが、この糸を使うような場所ではヘチ竿をチョイスしている。そして、糸を出さずに超デカとのやりとりをする。ヘチ竿は硬いので、ファイアーラインと組めば最強になるはずなんだが、ハリスと鈎に非常に負担がかかってしまうのだ。簡単にハリスが切れたり、鈎が折れたり。当然、ハリスは3号以上、鈎は太い頑丈なものを使わないといけなくなる。ま、いいか。
  ただ、大きな魚をスムーズに獲りたいので、道糸は伸びのあるナイロン4号に3号ハリス(フロロカーボン)、5〜6号のダゴチン専用鈎が最近のデカバン狙いの結論だ。
 
 ここまで来れば、次の日記は、ハリスか、鈎かなあ。


あっぶね〜

  <’04、10,12>

 自宅2階の自分の部屋にも、結構、苦しまずに行けるようになった。
 ケガをしてから2ヶ月あまりの間、一度も入っていない納戸の電気をつけ、中の釣具に始めて手を触れた。
 
 車のトランクに入れていた竿やタモ、ベストなどが無造作におかれていた。カアちゃんに頼んで車から出してもらっていたものだ。
 沖防にサンセットチヌかモーニングチヌをしに行こうかと思って入れた次の日にケガをして、そのまま。
 
 心配だったんよね。手入れもせずに2ヶ月間ほったらかしなんだから。
 まず竿。RYOBIのSA落とし込み39/45。穂先のガイドはと…。ウン。さびてないね。よし! 
 穂先から穂持ち…とゆっくりと竿を伸ばしていく。
 お〜、たるみもなくピンと張った久しぶりのこの感触。いいなぁ。
 ちょっと汚れがあるかな。タオルで拭いてっと。ン、よし。

 リールも竿に付いたまま。なぜかFUJIリールが付いてるン。
 はずそ…!
 お? はずれないね。 リールシートをもっと下に動かし…、動かないっ !?
 こ・この!   ほんなこつ 動かんバイ。
 
 リールシートが固まってしまった。どーしよ。
 …そうだ、お湯に浸けとこ。
 
 竿とリールはゆっくりと1時間あまりもお風呂で長湯を楽しみ、ご主人に丁寧に拭いてもらって、やっと長い濃厚な合体を終えたのでした。
 アブね〜!
 やっぱり、釣りから帰ったらよーく手入れをしておかないとだめねぇ。
 

たかがポイ捨て?

  <’04、10,11>

 9日土曜日の朝、雨。
 テレビを見ていたら、遠賀川(と思う)の川岸を、合羽を着た、沢山の人たちがゴミを拾っていた。中には女性や子ども達もいる。この台風が来ている中に、誰が捨てたか分からないゴミを。そう、決してこの拾っている人たちが捨てたのではないものを熱心に拾い集めている。
 テレビの周りが明るくなったような気になった。
 
 今日、家族と車で出かけていて、交差点で信号待ちしているとき。
 後の座席から、ふと外見ると、道の横のフェンスに囲まれた植え込みの中に散らばる、空き缶・ペットボトル・ビニル袋…。
 捨てた者の毒気が漂っている感じがした。
 
 環境問題がいろんなところで取りあげられて、もう、長いというのに、未だにポイ捨てをするものが、あとを絶たないとは。
 僕だって胸を張れるようなことはしていないが、ゴミをポンと捨てるようなことはしないようにしている。50歩100歩でも50歩の方がいい。

 10月24日(日)は「クリーンアップ志賀島」ってクリーンアップイベントがあるそうな。日本釣振興会(日釣振)の「水辺感謝の日」の事業の一環だそうで、毎年あっているそうだ。僕はいつも行っていない。知っていれば行っていたかもしれないなあ。今年は無理だが。

 あれやこれやの行事は精選して、いっそ「全国クリーンアップの日」って、平日に全国の官公庁・会社・学校・町内会でおこなったらどうだろう。少しは、環境のことが頭にこびりつくのじゃないかしら。これ以上行事つくるなって? それは言えますけど。

 台風がかつてない動きを見せた。映画の「デイ・アフター・トゥモーロゥ」に似た現象が見られた。本当に地球は、あぶないのじゃないだろうか。
 京都議定書は、ロシアの前向きな動きで目的達成の現実味が増してきた。
 人はいつまで無関心・人ごとでいられるか。
 



台風ダ

<’04、10,7>

 また、台風が来ている。気象庁の台風予想進路図とにらめっこ。残念ながら釣りのためじゃなくて仕事の対応のため。
 昨日は、もろに福岡近くを通過する予定が、今日は東に早足になっている。大丈夫のようだな。
 
 今度の土・日はひょっとしたら落とし込み釣りは狙い目になるかもね。
 台風の連続で8月末まで高かった水温がどれだけ下がってその影響の有無は?ってのは分からない。
 言えてることは、海が底から荒れると、しつこい濁りが出る。餌もはげ落ち、掘り返され、漂う。
 爆釣、もしくは、アタリは少なく苦しむ中で、いきなりのデカバン1発! ってことが結構ある。
 今度のようなコースはちょっと九州から離れすぎて、風の影響が少ないかもしれないが、おそらく北東〜北寄りの風なので、大分方面は結構イケルんじゃないか。
 また、北向きに海が面しているところは濁りが出るはずなので、いいだろう。
 
 そんな、予想をして釣り場を選定するのも、釣りの楽しみの一つ。
  メイタ級の数釣りも面白い。
 しかし、こんなチャンスには、やっぱり、いちかばちかの大物釣り場で、夢幻海3.1m、道糸4号、ハリス3号、鈎;ダゴチン専用4〜5号。 餌;カラスかカニ。
 勝負!
 ッテ、イキタイナァ…。



こだわりU

   <’04、10,3>

 AMAのホームページを見て、おやっと思った。
 博多沖防で、10月1日に我がAMAの会長RISUさんがフジツボでチヌを釣り上げてる。次の日、まぼろしさんが、また釣り上げている。
 これまで、沖防でフジツボではメイタが釣れたことは情報にあったので、僕も初期とハイシーズンには何度か、試したことがある。
 結果はノーヒットだった。初期は岸壁には、カラスガイよりもフジツボの方が結構多く着生していたにもかかわらず、ヒット無しだったから、沖防はあまりフジツボはよくないな、と思っていた。
 
   しかし、この釣果で考えが変わったね。フジツボが付いているところでは、やはりチヌは喰うってね。会長に礼! まぼろしさんにも礼!
 沖防でフジツボでチヌ釣ってやるぅって、そんなこと思ってらしたかどうか分からないけど、とにかく、ある「こだわり」をもって実験をしたら、すぐに第1回目の結果が出たなんて、運は腕が呼ぶ !?
 続いて実験者は次々と増えるから、データー取りもつらくなくなるんよね。
 ぼくは実験者に入りたいところだけど、無理なので、残念だけど、皆さんの実験結果をいただく役になりましょう。 でも、釣りたい!



こだわりT

   <’04、10、2>

 落とし込みは、一見、シンプルな釣りなので、とっつきやすいようだが、いざ、はまり込むと、竿から糸、鈎に至るまで、選択肢の多いのには頭が剥げそうになる。
 そして、その一つ一つにいわゆる「こだわり」を持っている人がいるんだな。
 
 餌もその一つで、年中、フジツボだけで通す人もいれば、「イガイ一本」、「カニ命」なんて人も少なくないし、いつも、数種類の餌を準備することが、こだわりの人もいる。
 「一本」・「命」の方は、HGの状態にもよる。年中、それで充分釣れる場所でしか釣らない人は、他の餌を使う必要感が薄くなるだろう。
 1つの餌で年中OKの場所では、何年間と同じ餌を使い続けることにより、その餌で喰わせるパターンをほとんどマスターできる。こんな人は、そのHGだけでなく、他の釣り場でも時期がよければいい釣果を上げるだろう。
 しかし、感心するのは、そうではない場所で年中、同じ餌だけを使う人。
 これは、全く工夫をしない人か、その反対で餌の実験をしている人だろう。
 前者は問題外としても、後者の方だが、1年ぐらいで開眼はしないとして、せめて3年は同じ釣り場で実験することになるだろうから、忍耐の一文字だね。しかも、餌の落とし方は何通りもあるから、はたして、願ったような開眼に至ればいいが…。
 「1月にもカラスで釣れたよ。」なんてことが分かっても、そりゃ偶然もあるからね。
 餌の様々な落とし方の練習にはなるし、釣れるはずがないと思っていた餌で釣れたら、たぶん、すごく雄弁にはなれると思う。

 こう言うと、けなしているようだが、僕にはとってもそんな気長なことは、できないってだけで、決して、そんなこだわりも、無駄とは思ってはいない。
 物事は無駄ってことはないんだから。やれば必ず蓄えるものがある。
 
 僕は餌にはこだわらないことが、こだわり。なんて。
 さて、そろそろ、水温も下降をはじめる時期。
 あそこはまだイガイでいいかなあ?
 あそこはやっぱりフジツボかな?  悩むう!  

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