チヌ落とし込み釣行記2006/2月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
2月18日(土) N市 19.5 満10:45 干 4:38 14 北弱

カニ
52.0
49.5
年無し久しぶり

 2カ所目の場所で落とし初めて、もう10投以上はしている。
 クーッと、微妙に穂先を押さえるのはフグ。
 普通、フグは、細かくラインや穂先が揺れるのに、ここのフグは、グッ、グー、と、離さないでおもむろに持っていく。
 ノッたかなと思って、アワせると、結構な重みを感じるが、パッとはずれる。
 しかも、足が2〜3本盗られていたり、くっきりとフグの歯で噛み盗られたあとがあるだけ。
 サンバ釣りをしているようで、イライラさせられる。

 底に着いたようで、また、押さえ。これもフグかな〜と思って、ゆっくりキキ上げると、これは違う!
 なんか大きいのが掛かっている。
 
 前回の49.5cmの引きに比べると、全然すごみがないので、45〜6のチヌか何かかなと思いながら、ゆっくりグルングルンと抵抗し、数度突っこむのを夢幻海3.1mであしらい、浮いてきたのはチヌ。
 お!やった。チヌやん。
 ラッキーと思い、掬って見てみると、スマートだが長い。
 おや?これ、もしかして50越えてるかも。
 メジャーでざっと測ると53ぐらいある。オ! オ! 
 急いで、車まで行って、AMA公認メジャーを取りだし測ると52cm。ついでに重量も。2.4kgか。
 そうなると前回の49.5はほんとに3kgあったかもとか思いながらも、じわーっと嬉しくなる。

 何せ、一昨年、7月に50を釣ってから、足の怪我でリタイア。昨年は博多沖防通いとサンバ釣りで年無しなかったから、実に1年7ヶ月ぶりの年無しになるんですねー。


釣り場も減りました。久しぶりの年無しでにっこり
 ストリンガーにつないだり、車に行ったり来たりして、また落とし込みだして、5投目ぐらいに、フグのようなアタリで餌を盗られる。でも、ちょっと怪しい予感がして、カニを付けなおし同じところに落とし込む。底に着いたような感じなので糸を張ると、何かがくわえている。チヌと確信できないのがつらいところで、そのまま、勢いをつけながらキキ上げていくと、これもノッた。

 小さいなと思って適当にやりとりして浮いてきたら、まあまあの型じゃ。
  掬ってみると、結構大きい。これもざっと測ると50はある。公認メジャーで測ると、残念、49.5cm。1.8kg。

 でも、満足だ。
 それから上げ潮が急激に動き出してくると、フグのアタリもなくなった。

 見切りをつけて、移動。
 今日も同行者がいないので、あちこちと気になるところを下見ついでに見て廻ることにした。(前日までに、3人に声を掛けたが、みんなノーだったので面倒になり一人で来たのでした。)

 8カ所見て廻って、2カ所で竿出しをしたけど、潮の動きはいいのに、アタリは無しだった。
 あちらこちらで、浮子フカセの人がおり、話してみると
「この間は、10何枚か釣れました。」
とか言っていたので、もう、ノッコミが始まったのかな。
 落とし込みも水温がもう少し上がればいいかも。 


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
2月 4日(土) N市 満12:03 干 5:53 13

カニ
49.5
キビレ
44,39,34
ハイパワーチヌ

 2月3日夜、家族4人で恵方(えほう)巻きを南南東を向いてかぶりつく。そのあと恒例の豆めきをすませ2階の部屋に戻って、何気なく携帯を見ると着信あり。KのYさんからだった。
 かけ直してみると、
「明日、釣り一緒に行かないかなと思って。6時集合です。」
 なんだ、もうトバちゃんと話をつけたらしい。7時の天気予報では、夜中から雪。予報士が、
「12月の寒波より、今の気温は低いです。」
と言っていたので、ほとんど釣りはあきらめていた。僕は、
「今夜から、雪よ〜。いけると? 朝、降ってなかったら、集合場所に行くかも。来なかったら行っててね。」
 一応、準備はして、目覚ましもセットして就寝。

 朝5時、目が覚め、外も見ずに準備して、気合いを入れて玄関の扉を開けた。

 辺り一面真っ白! やっぱり積もってる。しかも、まだ、雪は風で斜めに吹かれて降っている。風も強そう。
 こりゃ、もし、行けてもひどい修行間違いなしバイ。気持がしゅるしゅる〜っとしぼんだ。
 開けて握ったままの扉のノブをそのまま引いて、がちゃんと閉めて、道具を置き、そそくさと布団にもぐり込んだ。
 
 布団の中で、(でも、もし、待っていてくれたら悪いな。)5時45分に電話をかけてみる。kのYさん、
「おはようございます。えー、もう出発してます。」
 なんだ、来ないの見越してたのね。
「ごめん。」
と言って、目をつむって、夢の中へ…。

 8時過ぎ目が覚めて、起き出す。家族はまだ、布団の中。一人で目玉焼きを作って食事をして、新聞を読んで、ふと外を見ると、暖かそうな陽射しがふりそそいでいる。おや、いい天気。二人どうしてるかな。トバちゃんに電話してみる。トバちゃん、
「すごーくいい天気よ。気持ちい〜よ〜。風もないし。」
ありゃー、行けたんだ。

 いい天気か〜…。しばらくコタツでテレビを見ていたが、気持ちはうつろで、とうとう、タックルを握って車を出してしまった。

 12時頃、N市到着、もう満潮。時間はない。悪いが電話をしている時間もおしい。二人が釣っているだろうと思われる実績のある場所は素通りして急いで釣り場をチェックしながら、ここはどうかな?と思う場所で釣り出す。

 思いのほか風があり、波も強い。ガン玉5Bを鈎チモトに付け、カニを付け、落とし込む。風波でラインがぶれる。3投目に底についたか、分かりにくいが糸がふけたようなのでキイてみると喰ってる。キタ。掛かった。これはラッキー。リールを巻きながら、取り込みやすい場所に移動してると、パッ。アリャー。鈎ハズレ。クショー!せっかく掛かったのに。ガン玉はグチャグチャになってる。ウ〜ン、波と風でアタリが分からなかった。キクのが遅かったか。

 ガン玉2B追加。少し分かりやすくなった。
 底で穂先をグッと押さえた。これは掛けた。取り込んだ。しかし、キビレ44cm。ここにキビレいたの?初めて!でもヨカ。一応、最初はキープ。
 次、またアタった。さっきより、引きが強いゾ。が、ラインブレーク。どうやら底付近でパイルか何かに巻いたらしい。道糸もザラザラ。しかし、こりゃ、魚、群れとるバイ。
 急いで仕掛けを作り直す。少し移動して落とし込む。底付近で糸がたるんだので、糸を張ると、押さえている。もう喰ってる。そのままキキアワせ。
 
 これは重い! キビレってこんな引きするかな。と思いながら、リールを巻くが、すごい力で右に左に下に走る。親指で押さえているリールからズルッと糸がときどき引き出される。この引き普通じゃない。数年前の59を掛けたときこうだった。もしかして60UP? それとも他のやつ?
 竿は夢幻海3.1m、竿と糸の角度を保ちながら必死でこらえる。道糸4号、ハリス3号なので、何かに擦れない限り切れないとは思うが、鈎ハズレだけは神のみぞ知る。鈎はダゴチン3号だ。何とか伸びないでくれるはず。
 
 姿がぼんやり見えた。しめた、チヌだ。と思った瞬間、また、グワーッともぐる。
 右腕が…よたってきた。両手を添えて。テンションが急に変わらないよう気をつけなくっちゃ。引いては屈み、止まれば巻きながら立ち。繰り返してやっと浮かせた。やはりデカイぞ! タモに入った。ヤッタハァ…。息を切らせて、タモに横たわってるヤツを見る、3kgはあろうかと思う重さ。すごく分厚い魚体。50は遙かに越えているように思えた。が、ざっとメジャーをあてると、アレッ? 50ちょうどぐらい? 何じゃこれ。
 先週釣ったのと3cmぐらいしか変わらんヤン。あの引き何だったの。

 小さくても55UPと思っていたので、なんか期待をそがれたようで…。

寸足らずのハイパワーチヌ
 ま、それでも、感謝やねと、口のジゴク付近に掛かっている鈎をはずし、ストリンガーにつないで、時合いがあるウチに急いで次のヤツを仕留めにゃ。おそらく今、群れてるんだ。と、仕掛けを持つと、なんと。鈎が腰の部分から無い。さっき、はずしたと思ったのは、折れたんだ。

 ゾッとした。やりとりの途中でこれだったら…。
 信頼をおいているカツイチのダゴチン専用3号が折れた。たぶん、相当な負荷がかかっていたんだろう。よくぞもってくれた。

 そのあとは、また、キビレが2枚来たきりで、潮の動きが悪くなると共に急激に澄んできて、アタリはパッタリなくなった。この間、1時間半ばかり。時合いにちょうどこの場所この時間に竿を出したのが運がよかったのだな。
 あと3カ所ぐらい廻ったがどこも、気配なしだった。
 寸足らずのチヌだったけど、久しぶりに興奮させてくれてありがとう。
 行く気にさせてくれたトバちゃん、kのYさんありがとう。

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