落とし込み釣行記2015/7月

 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
7月18日(土) 大分 3 満 08:01
干14:26
- 北〜
南東
カラス 47.52.35
7月19日(日) 大分 4 満 08:38
干14:59
- 東南東やや強 カラス 1 52

限界パワー

これほどのスリルを車を横付けできるような釣り場で味わえる釣りはあるだろうか。

 

 

台風11号は運良くというか九州北中部にはあまり影響をもたらさずに四国・中国地方を突っ切って去った。

 

濁りを期待して大分に行った。

あちらこちらから顔見知りの落とし込みフリークが来ていたがベタ・透けに拍子抜け。

 

15−7−18 47cm

47cm


15−7−18 52cm

52cm 皆 きれいな元気モンです

 

パッとしなかった午前を過ごして,17時頃まで車でぐっすりお休み。自由です♪

 

起き出して,垂直護岸でまず47cm。

大きめの貝で止めアタリ。ここではちょい残念かなサイズ。

 

オーバーハングの上層で2cmの貝に52cm。

強烈に引いたが竿下で抵抗したので無理なく取り込みまで。

でも,ここでは,う〜ん…まあいいかなサイズ。

 

 

それからしばらく無言の時間。

この時間がきつい。精神的にぼーっとなる。

変化のない時間は肉体的にも乳酸がたまるようなだるさとなる。

 

 

 

 

 

 

 

陽が山に隠れる19時頃,それは突然訪れた。

 

それまでの外打ちから内オモリのスライド釣法へと変え,2cmほどの小さめのカラス貝でオーバーハング中を意識した釣り方にしてしばらく。

 

1ヒロ程度で糸が止まる。

糸を張ってキク。

魚と思ったと同時に竿をグーッと上げる。

 

と,護岸内側から竿の動きに沿って頭から尾びれまで見たこともない長い,そして背中から見た身の厚いチヌ!

ゆら〜っと尾びれを少しだけ揺らしながら水面直下まで上がってくる。

 

正直,目をぱちくりしていた自分がいて,それ以上,竿を上げて重さをかけるとハリス2号が切れるか鈎が外れるのではと一瞬の不安がよぎった。どうしよう。

 

満潮前ではっきりと見えるその巨体が,その2秒ほどの戸惑いの間にゆっくりと横を向き,まるでこちらを横目で見るようにしながら回転している。

手前に戻るのか。

予想通りこちらに向き直してはじめはゆるりと,そして尾びれ一振りでズーンと一気に足元に走る。

 

走ったチヌを止めるにハリス2号は心配なかった。竿の強さも自信をもっていた。

止められるだろうと。

 

しかし,そいつのパワーは想像を遙かに超えていた。

自信をもっていた竿が初めて見る曲がりをした。

グン!の一走りに,柔竹のように曲がる剛竿の大きな振幅。

 

2号ハリスはその走りにも耐えた。竿もさすがバットまで曲がりながらも余力を残してはいた。

2〜3秒か,腰を落として両手を伸ばし必死に耐えていたがブツッ。

内側に深く林立しているパイルで擦られたかと思ったが,点検するとおそらくオーバーハングの角でラインブレークだろう。

 

原因はその竿を握っている自分だった。

 

垂直ケーソンなら苦労はしないだろうが,3mほどの壁の下から空いた奥深いパイル構造。

竿先を下げすぎると尾びれ一振りの強トルクでブンと大きく振れる竿は岸壁に当たり折れる。

上げすぎると壁角で一瞬にして切れる。

糸を出してもパイル群に巻かれず再び同じコースで出てくる確率は極めて低い。

 

可能性は…,体をできるだけしゃがんで下げ,竿を持った両手を伸ばせるだけ伸ばす。手首角度だけで竿を沖斜めに維持する強靱な体力。

 

昔は握力60kg前後も今は横の友のを見て笑っていた45kg程度。200kg程度あった背筋力も腕力も足腰も今は昔の話。

 

つまり,この釣り場とこの魚では今の僕には無理だった。

 

唯一,このとき自分にできた可能性は,魚が水面下でじっとしていたあの2秒ほど。

思い切ってリールを巻いて水面から出し空気を吸わせていたら…

魚がこっちに完全に向く前にタモを入れていれば…

変わっていたかもしれない。

 

完全に見とれて先手をとられた。

 

もし,たら,れば…あのとき。

釣り人はそうやって眠れない夜を過ごす。

 

でも,それは無駄じゃない。

今までどうしても出会わなかった魚と出会い,姿を見ることが出来た。

そのパワーを感じることができた。

1歩,2歩前進なのだ。

 

15-7-19-52cm

きつく突っ込んだ幅広チヌ これは捕れました

中田君が撮してくれたチヌ

逃がしたチヌの代わりに釣友が
思い切りでかく撮してくれたのね(^^;)

 

次の日,朝から雨。

アタリの遠い中,姿見ずに2度同じように切られた。

サイズは前日とどうかは分からない。

 

52cmまでは捕れた。

 

自分に足りないものが明らかになった。

しかし,今の自分にこれから克服できることは?それが課題。しかし,まだ諦めない。

 

バラした しょーもない話。



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
7月12日(日) 博多沖防 27 満 06:35
干13:13
- 東南東
薄濁 カラス 33

RMC大会

前日昼前からの雨,夜半,僅かに開いていた窓から入り込む風の音で何度も目が醒めた。

 

台風が近づいてきているし,中止じゃないんかな。

実は12日,スケジュールに記録忘れしていたRMC大会が予定されていた。

朝起き出して窓を開けると,そうひどい天気じゃないよう。

 

 

行ってみようかなと準備をして船着き場に行くと,すでに開会式が始まっていた。

 

遅れて2便でいつもの切れ波止に上がる。前日の雨の濁りは期待していたほどない。

 

 

一文字で釣っている参加者を見ていても竿は曲がっていない。切れ波止を見ても静かな感じ。

 

 

それにしても,久しぶり切れ波止に人が多いなぁ。

大会でも僕一人だけなんてことがよくあったけど,ここんところ落とし込みで少し型のいいチヌが釣れている情報が流れているからかな。

 

殆どカラス貝で釣っているだろうからフジツボはどうかな?と先端まで釣り進むがアタリはない。

 

 

途中の顔なじみに

「どう?」

「アタリますカー?」

 

「ダメです。」

「朝一,いいやつバラしました。だけです。」

「上岡さんが1枚釣ってます。」

 

セイジ君もこっちなのか。

行って,

「もう釣ったげなね。型よかった?」

彼,

「いや,40・・・。」

 

よく聞き取れなかったが,そういうときは大体まともな型を彼は釣っている。

 

 

フジツボで一通り探って,ダメなので一文字波止に行く。

 

4〜5人の中に丸ちゃんが丹念に釣っている。

「釣れた?」

「1回,チョチョンだけです。」

内外と僕も丹念にフジツボとカラス貝で一通り探るが全く反応無し。

 

また切れ波止に行って小さめのカラス貝オモリ無しでハリスチョイまで探り進む。下げ潮が流れて釣りにくい状態。

 

 

アタリなく歩いて行くと,

セイジ君がまだ先ほどの付近で釣っている。

「1回もアタらん。」

彼,

「ポツポツ,アタります。」

1枚追加している模様。

 

 

そのほんの直後,8時半ごろ,

 

何気なく後ろを振り向くと彼,でっかいチヌをタモに入れて立っている。(これが53cmあった。ひえ〜)

そして,打ち合わせたように来た船に乗ってどこかに行ってしまった。

ここで波止替わり?あり得ないやろ。

 

あとから丸ちゃんから聞いたが仕事で帰ったんだって。

 

 

しかし,みんなが釣れないときにその釣果。

 

チヌがいると分かったら,この場所この状況でどういうふうに釣ればいいか,沖防で毎年40UPだけでも百何十枚と釣って,他の釣り場にも時間さえあれば行って釣る。

釣り場も何十箇所と回って試し釣りをして開拓をする。

そんな超落とし込みフリークだから分かり,できるものをほぼ確立しているのだな。

 

僕もこの波止はどういう所にチヌがいてどうしたら喰う確率が高まるかは大体分かっているつもりだったが,次元を超えられちゃってるって感じ。

 

15-7-12丸ちゃん達

切れ波止,次世代をになう博多の落とし込み師たち

嬉しいことであり,もう少し若ければと淋しい気持ちでもあるが,世代交代,超越進歩は世の常。

たくさんの落とし込み師が,熱心に釣っている様子を見ていると,やはりいいもんだと思い,その活気に混じらせてもらって,できるだけ長く釣りができることを願う。

ただ,まだまだ現役(のつもり)やぞ。

 

 

餌を下げ潮に流すようにして超上層でやっと1枚掛けたが33cm程度で放流。

 

この波止の釣りは体にきつい。

 

昨日,実家に帰って刈払い機で土手の草刈りや畑の草取りをしていたもんだから,やっと治りかけていた腰がまた悪くなった。釣れないとさらにダメージが溜まる。

ついに波止に横になり楽になったと思っていたら熟睡。

 

 

「オチさん,そろそろ船がきますよ。」

と言う声で起き上がる。

 

丸ちゃんも池ちゃんも粘って釣りあげていた。やはりあきらめたいかんねー。

 

しかし,今回の検量規定は35cmオーバー3枚長寸。

 

 

この日は,他の波止で50UPが3枚も出て,他にも近い型が結構出ていて魚いたんやな。

しかしながら,優勝は,あの釣れない波止で釣って早くに帰ったセイジ君だった。

ブーイング(これは,あきれと賞賛と,多分のねたみが込められている)

 

 

さて,次の大会はと,8月2日の広島での広AMAカップ(落とし込み釣り大会)

体調整えて行きたいモンだ。

 

一般参加もいらっしゃいだから博多の落とし込み師,行ってみらんね。



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
7月5日(日) 大分 20 満 08:50
干15:18
- 小雨
南東 薄濁 カラス 54 49 41

求める者

先週のサンバ釣り,クーラーに座って,寒い中固まって腰を曲げ続けていたせいで腰が痛くてそれから1週間,腰を曲げながらようやく歩くじいさんになっていた(実際そうなのだけど)。

 

 

これじゃ釣りにも行けんとあきらめていたが,セイジ君の電話の刺激と肝臓の定期検査の際ついでにもらってきた湿布を腰といわず体中に貼りめぐらせて金曜日には何とか長い運転もできるようになった,というか無理矢理そう思い込ませた。

ここで萎えたら,おまえは終わりやぞって。

 

 

4時間半かけて大分に。

殆ど寝る時間がなく,眠たい目をこすりこすり途中の道の駅で止まっては顔を何度も洗ってようやく到着。

前日予報と変わって朝からの雨。腰に悪い。

 

そうやってまで来たのにアタリはなく,キビレのみで昼前の11時には車に入りダウン。

 

 

 

次の日,寝坊した。

上がっているはずの雨が降っている。

釣り場に行くと,夜中に来てどこかで仮眠してもう釣っているはずのセイジ君の車と出会う。

 

「どうやった?」

彼も

「寝坊しました。」

と目をしばつかせている。

一緒にカラス貝を採りに行くとなんとYOUHEIが釣っている。

 

福岡ナンバーが3台集まる。

沖防じゃないよ,ここは大分ですがね。

まあ,YOUHEIは就職して大分勤務となり,ここまで1時間らしいがね。

「どうね。」

「波止先端でひったくられたけど,バラしました。」

 

で,一緒に護岸で釣る。

 

YOUHEIは他の場所が目的のようで,すぐ行くといいながら釣り始める。

 

セイジ君はなかなか竿を出さない。

どうやら毎週のように通う彼は,様子を見ているようだ。

そして,他の所に行ってしれーっと1枚釣って来て,YOUHEIが去った後に釣り出してすぐに掛けて竿を曲げている。

 

かなり突っ込まれているようだけどタモイン。いやになっちゃう。

こちらはアタリも何にもないのに。

「ハリス分でアタります。」

 

その後,2枚釣ってどこかに行った。

 

どうしたらその場所で喰わせられるか。潮の上げ下げや,どの風のどの太陽の向きのときはどこで釣ったほうがいいか,通いに通った彼はよく分かっている。

彼の熱意と根性とその間に磨かれ研ぎ澄まされた釣技のたまものと分かっていはいるが。

 

 

僕にもその間,アタリはあったのだけど,アタリはあまりにも上層で,ただ見ているだけでアワせきれず餌を盗られる。

そして,また上層で糸がスーッと入るのだけど,体勢が悪くこのままアワせても波止角で切られるなぁ,と思っている間に餌を盗られるで。

やはり体の切れが悪くなって集中力もなくなっているのを痛感。

 

 

風が変わったようなので,車を出して移動をするとセイジ君が釣っている。

 

僕は彼と逆向きに釣り進んで行く。

 

竿一杯まで糸を出して餌の大きさと付け方も替えた。

ガン玉2号でスーッと早めに落ちていく。

朝一に行って探ったときは全くダメだった。

どうせ釣れんやろな,体も もたんやろし帰りもつらいし,残念だけどここで終わりにしようか。

 

 

何気なく落としていると糸が落ち終わってギュンと引いた。

おわっ!いきなりや。

 

15−7−5 54cm

年よりッぽいけど,ありがたい1枚 54cm 

SAMURAIが久しぶりにバットまで魚をのせる。

結構重いヤンか。こりゃ50はあるな。

 

朝からずっと替えていないハリス2号が気になるから糸は最低出すけど,竿は余裕で魚を受け止めている。

もっと強引にいけるけど,ここは慎重にと。

浮かしてタモイン。

 

あー,やっと釣れてよかった〜。この時期らしくない老成魚って感じだけど,嬉しい1枚や。

なんかやる気になったね。

 

 

次,落とすと,なんか触った感じ。上げると餌が割られている。

純正の穂先は堅めなのでこれはしょうがない。

続けて2度ほど触ったが喰うまで至らず。いるんやけどなぁ。

 

 

そうしていると,セイジ君が釣り歩いてきた。

「向こうでやられました。フワッときて,キクといきなりギュンではずれました。相当デカイです。」

 

 

15−7−5 49cm

49cm 楽しませてくれた 

僕がさっき釣った場所付近で探り直していると,またアタる。

今度はじわーっと,もたれる感じがしたのでキキ上げると掛かった。

ギュンギュンと走り回るヤツは割と小型が多いけれど,これは結構突っ込んだりして楽しませてくれた。

「気持ちいぃ〜!」49cm。

 

おるばいおるばい。喰い気のあるヤツが。

セイジ君,

「やっぱり上の方でしょ?」

「うんにゃ,結構深めよ。」

「え,そうですか。じゃ向こうでも深め探ったらいいかもですね。」

 

 

そう言ってバラしたと言っていた方に行って,

「やられたー。ギュンでハズレです。」

彼が言うぐらいだから相当デカイのが掛かってたんやろ。

 

 

その後,気がついたらまた掛けている。

15−7−5 上岡君 57cm

57cm 来るたびにこんな調子 (クリック拡大)

彼の竿もSAMURAI。

余裕でやりとりしているようで,タモ入れして上がって来たのを見ると大きい。

見に行ってみるとさらに大きい。

彼,測ると

「57cm,やったぁ!」

とにんまり。

 

毎週,このサイズやそれ以上を釣っていいのかなぁ。

「釣りすぎヤロ,このー!」

すぐに写真を撮ってやる。いい写真だ。

 

 

その後,僕が41追加。

だんだん小さくなる。

 

 

セイジ君の所に行くと

「もう帰ります。潮が下がると小型になるんです。50オーバー3枚釣ったらもういいでしょ。」

「このー!」

15−7−5 54cm写真

何とか… でした。

と言いながらも,僕も12時近くなったし,これ以上やるとまた体がどうにかなるとイケン。

 

最後に写真を撮ってもらって,車に乗る。

 ちなみに,他に行っていたYOUHEIも結構いい釣りをしたようだった。

やはり,この日の僕の釣果は彼らからもらったようなものかな。

 

 

途中,いつもの温泉にゆっくりと浸かって,野菜などお土産を買いながら薄霧の久住をドライブしてかえりました。

月曜日,どうやらダメージはあまりなかったようで,

一安心。