落とし込み釣行記2017/10月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
10月28日(土) 長崎 満16:30
干08:14
22 北東4 やや濁 ウニ
カニ
サンバ

それぞれの思惑

台風22号が近づいていた。先週は21号だったし,連続で週末に台風が来る。

 

土曜日は風も強くなさそうだというので,計画していた釣行を実行。

3人でサンバソウ釣り場へ。

 

 

僕と熊さんはサンバを狙って釣り出すが,権藤さんは今回は最初からアジ釣り。

アジを生き餌にして根魚や青物の大物を釣ろうという魂胆。

 

最初はアジがいないと愚痴をこぼしていたが,釣れ出すと一人で歓声を上げて機嫌良く釣っている。

 

サンバ釣りの僕らは思いの外,苦戦。ウニでは餌盗りのような小さいアタリしかなく,カニはベラかカワハギにやられるばかり。

 

 

そのうち雨が降りだし,雨量もだんだん増え,風も若干強くなる。

それでも3人黙々と各自の釣りに打ち込む。

 

 

餌を十分確保でき泳がせ釣りを始めていた権藤さんは,餌を盗られたり,青物らしき凄いヤツに糸を切られたりしながらぶつぶつ言っていたが熱心に釣っている。

そのうちアコウや良型ヒラメを釣ったりして,けっこう機嫌がいい。

カワハギ

釣果の一部,僕もいただきました

 

 

 

熊さんはあまりのアタリのなさに,カワハギ釣りをし出したが,これが思いの外,好調で,良型を次々と釣り上げる。

 

みるみる十数枚釣り上げて

「孫がおちゃかな釣って来てねと待っているんよ。へへへぇ。」

と,嬉しそうにうっとりしている。分かるなぁ。

 

横目で見ながら,うまそうなカワハギの誘惑にふらつく。

でも,サンバ釣りで2度ボーズだったから今回は何とか釣りたい。 

 

 

ふと,権藤さんをみると,海面に向かってぐんにゃりと曲がった竿にしがみつくように必死に耐えている。

 

権藤さんクエ

権藤さんやりました!狙い的中

大物がまた掛かったらしい。

 

今度は姿を見たいと応援。と言っても,

「ばらすな」

「頑張れ!」

などと,周りでただ叫ぶだけだが。

 

しかし,その甲斐あってか,魚が浮いてきた。

「アラや〜!」

熊さんが叫んでタモで掬う。

なかなか立派なクエ。

 

しばらくク3人で横たわったクエを見下ろしながら

「いいねー。」「おるんやねー」

などと感心しきり。

 

それからまたそれぞれの釣り再開。

 

 

 

 

越智 サンバソウ

釣れない状況で小型でも満足

しつこくサンバソウを狙っていた僕にもいい兆候が現れ,竿の穂先にそれらしいアタリが出だす。

 

どうやらカニの方がいいようで,カニを付けて何度か喰わせるうちに穂先がかなり曲がる。

 

普通だとさらに喰い込むのだがそれ以上突っ込まないので,少しキキ上げると掛かったようで

「よっしゃ〜!」

歓喜の声を上げてリールを巻くとシマシマが浮いてきた。

あまり大きくなくブリ上げ。

30cmチョイのサンバだが,苦労して釣った本命。

嬉しい!

 

まだサンバはいるようで,アタリがあるのだが喰い込まない。

 

こういうときにとって置いたカニの爪を鈎に縫い刺し落とし込むと,思惑通りに,キューッと喰い込んでくれた。

これも小さい。同型。

でもやはり嬉しい。

 

 

風が強くなり,カッパにも雨がしみてきてみんな寒くなったので,帰ることに。

 

それぞれの思惑があり,それぞれの釣りをして,3人ともとりあえず満足して家庭に帰ったのだった。

 

 



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
10月15日(日) 博多
沖防
10 満06:16
干12:47
- 北東4
〜南東
カニカラスなど

AMA第2回大会

異常に暖かい日々が続いていたが,雨が降りだしたら急に寒くなった。

その雨が夜から降りだした次の日。AMAの第2回大会。

博多オープンも定例大会にしているので定例は3回だが,単独では2回目となる。

 

 

久しぶりに落とし込みのチヌ釣りをするが何時間も歩き回る釣りは体調的に無理なのでホドホドにしようと集合場所に行く。

 

会う顔々が懐かしい気持ちになる。やはり博多沖防で常連さん達と夢中になって釣るのが一番楽しいのだろうなと思う。

 

 

 

雨は結構降っていて船で堤防に行くときにはすでにカッパの内側から背中に冷たいものがツーッと下りていくのを感じて,これはさい先思いやられるゾと不安になる。

厚い雲で6時を過ぎても薄暗い。

ようやく明るくなった頃にやれやれと仕掛けを作り出す。

 

 

どうも気合いが入らないのは仕方ないが,そんな自分がつまらない。

でも,いざ準備が整い,骨董品レベルになった旧友の夢幻海3.1mを片手で伸ばすと少しヤル気が高まるのは嬉しい。

 

 

 

テトラ内を丹念に上層から下層へとカラス・カニ・フジツボと餌を替えながら探っていくが,フグにかじられるだけ。

 

 

落とす途中に100mほど離れた権藤さんに目をやり再び自分の竿先を見ようと目を動かしたときに,上層で糸がパンと弾くように揺れたが,手が動かなかった。

 

どうせフグじゃないのかと仕掛けを上げて餌がなくなったのを見てやっぱりそうだと思って,ハッとした。

伊勢尼6号鈎のふところが狭くなっている。

 

これは〜!チヌだったんじゃない〜!?

 

後悔先に立たず。気合いの入っていないのがやはり裏目に出ました。

運がよければ,ぼんやりしていても掛かるんだけど。

 

この釣りは喰わせ方とアタリの取り方で釣果の殆どが決まる。集中していないとダメなのだ。

 

その後も,全くアタリを出せずに時間が過ぎ,納竿は11時だったけれど,寒さときつさで10時すぎて「はやと丸」が近づいたのを見て船に飛び乗って途中リタイア。

 

 

 

大会の結果は優勝:内山さん,準優勝:武藤さん,3位:井戸川さん,大物賞:後藤さん。

 

そうです,入賞全員が会員以外の一般参加者です(涙)

会員中,唯一規定の2匹を釣った熊懐副会長が4位と頑張った。

 

僕を含め会員の皆さん頑張ろうね。

 

でも多分,次の釣りはサンバかな〜(笑)

 

内山氏

優勝:内山氏

武藤氏

準優勝:武藤氏

井戸川氏

3位:井戸川氏

後藤氏

大物賞:
後藤氏 46.6cm

熊懐氏

4位:熊懐副会長

 

 

 

 大会全体の写真はAMAホームページにアップされるのでトピックスを見てください。