落とし込み釣行記2007/8月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月23日(木) 博多沖防 11 満19:50 干12:29 曇晴
やや
濁り
カラス
35

期待の雨後

 数日、いきなり夕立のように、短時間だが、まとまった雨が降るようになった。
ここに来てやっと恵みの水。

 24日は朝方4時頃、すごい雷と土砂降りの音で目が覚めて、開けていた家の窓を閉め回った。そんな中でも、息子はグガ〜と寝ているのだから、コリャあかんわ。でも、寝られるってうらやましい。若い証拠やね。
 
 閑話休題
 それで、平日でも釣りに行ってる落とし込みフリーク達は、さぞいい釣りをしている人がいるのだろうと思って、ウエちゃんに電話をしてみると、
「結構降ったのに、毎日渋いです。赤灯台でも、1回アタリがあるかどうか。しかも、いつの間にかカラスの蝶番にひびが入っているだけとかー。」

 釣れてないのか。ホッとしたような、残念なような。
 夕方、仕事が終わって。どうしようかな。行っても釣れないんじゃね〜。
 迷いながらも、今度の土日は釣りができないし、やっぱり行ってみよう。と、船長に電話。
「17時半に行ってもいい?」
「ハイ、分かりました。」

 キッチリ17時半に渡船場到着。船長、もう待ってくれてる。ありがたいよね。釣り人もほとんどいないのに。
 日暮れまで時間がないので、近い一文字に渡る。切れ波止もこの雨で濁り入ってるかも。
 船が一文字に近づき、誰もいないと思っていた波止に一人。マルちゃんがいる〜。
 ポイントしっかり攻めてる。

 波止に上がって仕掛けをつくり。いつもの小継飛竜に、4号糸、ハリス3号、ダゴチン専用鈎にヒューズ4回巻。船長から買ったカラス3cmぐらいを付ける。
 マルちゃんがいない方を落とし込んで見るが、反応がないので、切れ波止へ行く。
 風は北が少し吹いて、うねりが入ってるし、濁りも上々。

 主要なところをポンポンと落として、18時ちょうど。
 中にスライドさせていた糸が、一ヒロ半ぐらい入ったところで、スーッと伸びた。
 即アワセ。中に入ろうとするので、竿を前に出してリールを急いで巻く。
 相手はそんなに重くないけど、いきなりデカ物に変身するかもなので、油断はできない。
 でも、上がってきたのはメイタ級。少しがっかりだが、釣れてよかった。今日はいいかもと、突端まで行って、釣り戻ってくることにした。
 
 しかし、アタリは来ず。風が弱まった。同時に、上げ潮なのに潮が下流に動き出し、ゴミが待っていたかのように流れて来た。
 仕掛けも思うように入らなくなり、アウト。風向きでこのようになるから海はやっかいだ。
 あきらめて、一文字へ。
 
落とし込み釣果07−8−23 
なーんも釣れないよりマシね
 でも、早くなった日没は待ってくれず、7時チョイ過ぎには糸もすぐ見えなくなった。
 暗くなるまで、頑張っていたマルちゃんは、30チョイを2枚。

「僕、3日間全くアタリなしだったんですよ。でも、まだ、カラスで釣れますねー。これからですよね。去年のように、また、喰いがよくなるのは。」
「そうやね。楽しみやね。」

 実質わずか1時間半の落とし込みサンセットチヌは、大型の期待はずれだったけど、1枚釣れただけでもOKにしよう。

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月19日(日) 博多沖防 満13:12 干 6:49 27.5 北東弱
普通 カニ
カラス
キビレ 30

RMCの落とし込み大会

 18日、RMC丸ちゃんから電話、
「今、沖防釣れてますよ。僕、昨日、おとといと50UP釣りましたよ。19日、日曜はRMCの大会です。参加してくれるでしょ?」
「起きられれば行くね。」

 もともと、予定には入れていたので。
 それにしても、連日50UPは気になるなぁ。と思っていたところに仕事が早上がりになったので、急いで家に帰って準備して沖防へ。

 丸ちゃん、上ちゃん、ルフィーはすでに赤灯台で釣っている。17時にソロバンに上がる。
 AMA田中さんが42cmを上げて、
「アタリありますよ。」
というのに惹かれて。

 しかし、全くアタリなし。結局、夕暮れまで、1回カニを甘噛みされただけ。赤灯もパッとしなかったようだ。

 次の日の、RMC大会、
 間に合う時間に起きられた。
 新波止か一文字・切れ波止か迷いながら、いつもの切れ波止に。
 予想はしていたが、全くアタリなし。
 大会って知らずに後から来た江口さんが、新波止に上がってすぐにカラスで44.5cmを釣ったとの情報。
 バミちゃんも40cmのキビレを上げているらしい。

 バミちゃんから電話で、
「アタリありますよ。」
って言うので、新波止へ波止替わり。

 落とし込み竿39/45ズーム、糸2.5号、ハリス1.5号に替え、ガン玉Bをダゴチン専用4号にかませて、カニで少し前を狙う。
 しかし、いつものことだけど、すでにピークは過ぎていたみたい。

 ところが、一緒に波止替わりした桑原ちゃんが、ヘチで43cmゲット、それもバミちゃんのすぐ横で。
 僕は、どうもヘチで喰う気がしなくって、超前のキビレ狙いに切り替えた。
 そうするうちに、コンコンときたので、半信半疑でキイてみるとクイクイ。アワせて掛かった。んが、小さい。
落とし込み釣果07−8−19キビレ 
キビレメイタのみ
 今日は35cm以上の1匹長寸なので、寸足らず。写真を撮って放流。

 時間も少なくなってきたので、超前キビレ狙いに勝負をかける。
 
 15mほど思い切り前に打って、糸が少しずつ伸びていくのをじっと見る。船の波で糸がスッスッとなったように思えてアワセを入れたらピッとはずれた。
 あ〜!アタリだったのか。
 それからまた、目をこらして打ち続けるも、また、カニを潰され、がっかり。

  昔、切れ波止で豆ガニで釣っていた時期。落ちていく糸が、0.何秒か一瞬だけピッと止まって、また何事もなかったように落ちていくことがよくあって、カニはちゃんと潰されて。その一瞬のアタリをとらないと釣れないときがあった。

 今日はそのパターンで喰っているようだなぁ。
 超前では着底前のそのアタリをとるのがさらに難しい。
 もっと糸を張りながら落とさないと分からないと思って、時間ぎりぎりまでがんばったがタイムアウト。
 優勝は江口さんのあの1枚。
 2位は、桑原ちゃんのあの1枚。
 3位は、赤灯で上岡ちゃんが41cmチョイ。
 4位がバミちゃんだった。
 毎回ながら、釣果を出すって難しい。
 その中で、バミちゃん確実に優勝・入賞をしているのは、やっぱり立派だにゃ。
落とし込み釣果:江口さん
優勝 江口さん(前R社フィールドテスターですヨ)
落とし込み釣果:桑原さん
準優勝 桑原ちゃん
落とし込み釣果:上岡さん
3位 上岡ちゃん
落とし込み釣果:鳥喰さん
4位 バミちゃん

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月15日(水) 佐賀 満10:45 干 4:35 25 南東弱
B玉
カニ
サンバ 36
 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月13日(月) 博多沖防 満 9:48 干16:21 25.5 南東
やや カニ
カラス
メイタ

落とし込みサンバ開幕

 13日は沖防。涼しい夜釣りでスズキでも釣ろうかと思っていた。でも、チヌも釣りたい。
 12時前に船長に様子をうかがうと、「12時の次は17時渡し。」というので、急いで渡船場に行く。
 赤灯波止に渡ったが、カラスではアタリがなく、カニでメイタ2枚の貧果。暑くてくたびれ、夜釣りはやめ!
 14日は定休日だし、15日は精霊流しで海が混雑して船が身動きできず、15時までしか釣ることができない。夕マヅメ釣りができないので、沖防釣りは休息。

 その代わり「盆からサンバ」で今年初めての落とし込みサンバ釣りに行くことにした。

 まだ、ハシリなので遠征で貧果だったらダメージが大きい。できるだけ近場ということで佐賀方面を選択。休みが合ったルフィと一緒だ。
 朝一から12時までという僕らにしては短時間勝負。

 この日のタックルは、デカバンは来ないとの予想で、S社の小継石風3号36/39、落とし込み用倍速リールに巻いたG社の強技S.P遠投8号、その先に1.5mの10号ハリス、中通しおもり2号、ジギング用のスイベル、その先にハリス8号15cmに伊勢尼15号鈎。

 上げ潮1本狙いで、さて、朝マヅメはどうか。
 潮は流れについて歩かないといけないぐらいに速いということなので、それに備えて立っていたが、今日はわずかに糸が横になるぐらい。二人ともクーラーに座り込んでしまった。
 最初は餌盗りも少ないだろうと、B玉を少しずつ撒きながらカニから始める。チョンチョンと餌盗りが竿先を動かすだけ。あっという間に餌が消える。餌を確か8ヶ月前の冷凍B玉に替える。餌持ちはいいが、これも餌盗りが中身を吸い取るだけ。時々、殻をかじっているので、フグか小サンバか。
 とにかくサンバの良型が寄ってくるのを期待してどんどん打ち返す。1分程度で本命アタリがなかったら上げる。中だけ吸い取られている。また打ち返す。これの繰り返しを数時間。進展なし。底は根掛かりが激しい。タナは底上げから底から6m程までこまめに変えてみる。

 ルフィーは?といえば、ときどき穂先をクーッ・クーッと押さえるアタリが、たま〜にあって、テンパっているが食い込まない。おそらく、ちびサンバがB玉の端を引っ張っているんだろう。
 
 飽きてきて、コバ周りやほかの場所を釣ってみるも、さらにアタリがないので、また元の場所に戻る。
 ルフィーが小さいカニで、手の平シマシマを釣った。たぶんルフィーに来る思わせぶりのアタリはこいつたちのいたずらだろうな。ルフィーちゃんがっくりして放流。

落とし込みサンバ07-8-15
今年初ガキ1kg
 とにかく小さくても本命が釣りたくて、鈎を少し小さめのヒラマサ12号に替え、B玉主体に、ときどきカニ。
 これのまた繰り返し。風がほとんどなく、汗がしたたり落ちるのを我慢して〜。

 9時半ごろ、普通サイズのカニを二匹がけにして放り込み、底から1.5mほどで、チョンチョンと餌盗りのようなアタリの後に、グーッと強く押さえ込んでいった。
 竿にしっかり重さが乗ったのでそのままグイッと竿を持ち上げると、グイグイと引く、オッ!サンバか!そいつはさらに強く抵抗。ここでサンバ確信。上がって来たのは36cmのイシガキ。刺身サイズにホッ。
 急いで次の投入をするけど、もうアタリはなくなっていた。

また、餌取りの猛攻。カニはあっという間になくなり、B玉は穂先がわずかに揺れて中身が吸い出されるだけ。
 時間が来たので納竿。

 帰って魚をさばくと、胃の中にはB玉のかけらが詰まっていたので、どこかでついばんでいたのだろうが、どうして鈎のついた餌にしっかりと飛びつかないのかなぁ。

 んま、小さくても1kgの久しぶりのサンバは、家族4人分の特上の刺身とアラ炊きとして充分食卓を楽しませてくれた。
 今年のサンバ釣りは、厳しい幕開けとなったけど、んま、お慰みの1枚に、釣れてくれてありがとさん。まだ運がツイてる〜!ラッキー!!と自己暗示(^_^;) これが大事なのです。



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月5日(日) 熊本新港 23 満13:18 干 7:01 南〜無
カニ

他ちびっ子 30数p

A九州落とし込み大会

 毎年恒例の、第6回オール九州クラブカップが熊本新港で行われた。
 今年もAMAの出場メンバーになったが、1枚ぐらいは40UP上げないと、もう格好がつかん。
 そんな気持ちで気合いだけは入ってた。

 久しぶりに南ケーソンに上がる。
 去年は足の具合が心配で西ケーソンに上がったが、今年はもうだいじょうびー。
 
 まだ、下げ潮が外側右に結構速く動いている。
 ガン玉Bにダゴチン専用5号。
 開始時間からすこしたって足下で早々アタリ。引きはまあまあで、40UPはないようだけど、幸先いいなと思ってると、コショウダイ。がっかり。ま、誰か喜んでもらう人がいるかもしれないので、とりあえずストリンガーにぶら下げる。
 
 少しして、潮に乗せてケーソンから出っ張っている三角の足の壁に落とすと、アタリ。
 これは対象魚のキビレ。30cm以上あるが、狙ってるのは、もっと大きい型よと放流。
 今日はアタリが多いので、もっと良型がでるだろうと思った。
 ところが、それからアタらない。
 メンバーに電話してみても、
 「小さいです。」とか
 「掛かりません。」
とか。

 去年のことを思い出した。
 確か、西ケーソンで、20数p1枚しか釣りきらなかったよな。
 もしかしたら、さっきの放流まずったかも。これっきりかも。
 そう思うとあせってきた。
 あせればあせるほど、アタリが無くなってきた。虫に替えても、当歳メイタや餌が盗られるだけ。
 やっと来たかと思えば、またコショウダイ。
 他のチームの人は、ときどき30数pを上げているので、汗〜。
 風も無くなり、ものすごい暑さ。ボタボタと汗がしたたり落ちる。

 水を補給するのも忘れて釣っていたものだから、頭がフラフラとしてきた。まずいっ!

 長竿も細糸も用意していたけど、チェンジする気持ちも薄れて、釣れるのは、話にならない小さいのばかりで潮が上がるほどアタリもなくなり、ついにゲームセット。
 情けなー、情けなー!!
 今年は!と思っていた結果がまた同じで。
 
 優勝は「夢くらぶ」で、磯さんも大物賞。山本ケンちゃんも、40UP頭に結構釣っててニーコニコ。
 うーん、あとからすこーし分かったことがあったけど、遅し。ここでの釣り方・戦略が違ってたー。みたいね。
 
 貧果で口惜しかったけど、久しぶりに会う、他の落とし込みクラブメンバーの元気な顔にホッ。
 そして、スムーズな運営や美味しいカニや貝、飲み物・賞品と、僕らを楽しませてくれた、熊本FFCの皆さん、船長やスタッフお手伝いの皆さん、ありがとうございました。

 (大会の様子はこちらで) 
タックル(敗因の一因)
 小継飛竜3号29/36、糸4号、ハリス3〜2号、鈎ダゴチン専用5〜3号。錘1G〜3B



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月3日(金) 博多沖防 21 満12:25 干18:37 25
やや濁 カラス
42

台風後は?

 台風5号が豊後水道を抜けていった次の日。
 「はやと丸は出ない。」
というルフィーの情報だったので、サンセットチヌはあきらめていた。
 土曜日は出るのかな。ちょっと電話してみようと田渕船長の携帯に電話。
 アレッ? 声が違うような…
「ウエオカです。船長はトイレ。」
「なんでいるの?」
「いやー、餌を買いに香月釣具に寄ったんです。夕方から船出るゲナですよ。」

 僕は、あっ、そう。ってな気持ち、どうせ釣具も車に積んでないし。
 帰りに見た多々良川の水もドロ濁りじゃなく薄く茶色になっている。もう山からの上澄みが流れて来ているので、よくないだろう。

 しかし、17時半頃、家に帰ると、カアちゃんの一言目が、
「あれ、釣り行かんと?なんでー!」
 なんか行くのが当たり前のような。

 そ、そんなら行ってやる。
 ウエオカちゃんは、夜釣りもするって言ってたから、何年かぶりに夜釣りでもするか。スズキでも来るやろ。1時間ぐらいは明るいので、貝の落とし込みでチヌもいいかも。

 ササーっと用意して、渡船場へ走る。

 波止に上がると、潮は台風の影響が残っていて、まだ濁りがある。期待してカラス餌で落として行くが、アタリなし。
 何人か来ている釣り人も、ウエオカちゃんに電話しても、
「全くあたりません。」

 水温を測ってみると、25℃。最近の30℃から5℃下がってる。
 やっぱり急な水温の変化の影響かな。

 切れ波止で、底まで落としていると、途中で止まったので、キクとギューンといきなり走った。
「おらー!おったのか!」
 良型を期待したが、42cm。
 そして、それっきり。
 虫餌に変えた夜釣りも全くスズキはアタらない。
 あきらめて、竿を置いて、おしっこしていたら、カチャカチャという音。
ん?
 竿が動いてるー。
 上げたらセイゴ50cmが掛かってた。ラッキー。
 船がすぐ来たので、そそくさと乗って帰った。

 次の日、土曜はこの状態じゃダメだろうと思って行かなかったが、朝一だけ50UPも出て、爆釣だったゲナ。
魚って分からないなぁ。
落とし込み釣果、8月3日
台風後も1枚だけ
 タックル
 小継飛竜3号29/36、糸4号、ハリス3号、鈎丸貝専用7号ヒューズ4回巻。カラス貝3cm。


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