落とし込み釣行記2015/4月

 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
4月25日(土) 博多沖防 満 07:08
干13:46
17
東〜
北西
上だけ微濁 カニ

初ノーバイト

 

久しぶりに上がったソロバン波止。

小潮で朝方2枚潮ながら若干流れはあったがすぐに静かな海となり,昼前に期待していた予報の5mには及ばないゆるめの北が吹き出してパイル側が波立ち満潮を迎えても魚の活性は全く上がらず。

 

ガン玉・ハリス・鈎・カニの大きさといろいろ試して,流れのない湖のような内側は言うまでもなく波気のある外側でここまでパイルに沿って丁寧に落としたらメイタ1回でもアタリはあるやろという落とし込みを繰り返した。

 

 

しかし,朝方にモエビや岩虫餌の人にメイタが1〜2枚来ただけでソロバン波止もテトラ内側も全滅。

一体,チヌはどこでどうしているのだろう。

 

こういうときは早めの波止替わりがいいのだが,それは匹数を稼ぎたいときとか試合の時とかで十分。

どうすれば,また,どうなれば喰うようになるのか最後まで確かめることが次につながる。

 

喰わないときは,やはり喰わないネー。

結局,一番船から15時の納竿まで見事なノーバイト。今年初のノーフィシュ。

 

 

15-4-25沖防の朝陽

朝陽が昇る。実際はもっと大きくてもっときれいなオレンジ色 感動は現場にある

 

早朝の大きなオレンジ色の太陽がビルの上から昇るのはそれは見事なものだった。

打ち合わせして一緒になった権藤さんに沸かしてもらったコーヒーとスイーツでホッとして,

船や波止で合う釣り仲間と話して1週間閉じていた心のひだを広げる。

 

そりゃ釣れた方がもっと気分がいいが,釣果は別にしてこういうこともあってこそ飽きずに釣りが続けられるんだと思う。

 

僕は気が済むまで落とし込みを貫いたし,権藤さんは浮子釣りでセイゴを釣ったし,69歳のHAさんはテトラを歩き回ってフッコを何本か上げたし,91歳の最長老HUさんは大きめのセイゴをクーラー一杯にした。

それぞれがそれぞれの釣りをして帰り,また,気が向けば釣りをする。

平凡な日常に少しのスパイスが加わって薫る。

 



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
4月18日(土) 大分 30 満 06:33
干12:44
16 晴曇
無〜
南強
微濁 カニ 53
42(キビレ)

チヌを求めて○○○

天気図を見ると,わずかかもしれないが,落とし込み釣りにとってはいい風が吹いてくるような配置になっているので大分にいく準備をした。

 

その直後に電話があって

「今日来ているけど,アタリ少ないです。2枚でパッとせんですよ。でかい記録物狙うような状態じゃないですね。」

しかし,もう準備して車に荷物入れてるし,一時でもいい状態があるかもしれない。温泉付きの気晴らし旅行も兼ねて行ってみよう。

 

順調に車は走り,休憩も入れながら約4時間で釣り場に到着。

凪状態。

少し沖は下げ潮がかなり流れて釣りづらい。

 

 

沈みで潮が緩んでいる手前のスポットを狙うことにして1時間あまり。

 

全く反応がなく,魚の姿も見えず。おそらくどこかに行って絶対数が減っているのだろう。

 

 

15-4-18 53cm

唯一のチヌとなる

落とした餌をあげようとしてまた根掛かりかぁ。

大きなカニが底か沈みにしがみついている場合がよくあるので一旦,竿をゴンとしゃくる。

と,竿にもたれたように重いのがついて上がってるようだ。

ん,ん〜?,ん!! チヌか。

ここのはほんとに根掛かりかどうかわからんやつが多いから油断ならんのよねぇ。特にこんなにずっとアタらないときなんか。

 

運良くそいつはこちらの遅い気づきにもかかわらず走らないでグリングリンとしながら浮いてきた。そこをタモでさっと掬う。53cm。

入りチヌじゃない。

 

やはり寒いときに喰っていたきれいなやつはどこかに行ってるようだ。

 

 

しばらくやってあきらめて場所探し。

どこにもチヌの姿はないし,たまにちょいと竿を出してもアタらない。

 

 

しょうがなく日陰になる建物の横で昼寝。

眠るとなかなかパッと目が醒めないのが僕の悪い癖。車の窓越しに風がビューと吹いている音がしてもうつらうつら。

 

ハッと起きて風が吹いているのに醒めきらぬ目をしばつかせながら慌てて釣り場に向かう。

いい向かい風がヒューッと音を立てて吹いている。

 

 

何回も来て待ちに待った理想の風。なのに水はそれほど濁ってもなく泡がたってもない。

潮の流れと風がマッチしていないのか。

海面の波だけが期待を持たせる唯一のプラスポイント。はたしてチヌは喰い気を出したか。

 

手前では全く喰わない。おかしい…。

アタリはなく2時間あまり。キビレが来ただけ。

 

下げ潮はさらに強くなり10m以上先まで入った沈みのずっと先に餌を投げる。

 

糸は横向きに走る流れにとられて大きく蛇行する。うっかりしていると一発で根掛かりする。

 

振り込んだ後,竿を上げたり下げたりして糸への潮と風の影響を制御する。

糸に引っ張られながら餌は一番沖の沈みの少し先に落ちる。

沈みの中にいたチヌが出てきて喰う。

そんなイメージで何度も振り込む。何度も何度も振り込む。

 

 

そして,おそらく一番沖の沈みの近くで着底したと思って大きく蛇行した糸を張った時,根掛かりでなく魚信。

やっと喰った!大きくアワせる。

これは今までになく強い。

 

でかいと思ったが,蛇行した糸はアワせて糸が戻ったとき沈みを巻いていたらしく,糸はその方向にギュギューッと引かれブツッ。

 

惜しい。

ようやく掛けたヤツ。せめて姿でも見たかったが。

 

 

その後,1時間ほど再びを願って振り込み続けたが,アタリは出なかった。

 

少なくなったとはいえ1〜2枚はチヌはいただろうに,この速い2枚潮で,干潮で頭を出し,さらにその先に沈みが潜むこの釣り場で喰わせる術,獲る術を見いだせなかった。

 

しかしながら難しいほどそれを攻略することに夢中になれるこの釣り,この歳になってもまだ答えがないこの釣り,落とし込み釣り,やはり面白い。

 



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
4月11日(土) 博多沖防 23 満 13:33
干07:16
14.5 曇晴
北強 微濁 カニ 34, 35, 33
48

喰いと時合い

先週の時合いは朝の小1時間だった。

チヌの気むずかしさはこの時期解けていないのを痛切に感じさせられた。

 

 

それから1週間,また前日に大量の雨が降ったので濁りは結構あるだろうと踏んで行った一文字波止。

 

切れ波止の外側はかなりの濁りなのに内側は澄んではいないなぁ程度。一文字波止も同じ状態。

海はよく分からない。

 

 

この日は北風が8mまで強くなる予報ですでにまあまあ風は吹いている。この風で沖防の一番北側にある切れ波止がまさに堤防の役目をはたして濁りを南側に流してしまっているのだろうか。

船長に言わせれば,北風が強いほど一文字波止は澄むらしい。

状況を読んで数カ所の中から波止決めをするのが釣果を左右する博多沖防の難しさ。

 

けれど僕はなんやかんや言っても結局一文字・切れ波止に上がることが多い。

ま,いろんな釣り方ができて飽きないし,他の波止に比べて短いからあまり遠くまで歩かなくていいし。

 

 

波止に上がってタックルを組む。先週と全く同じ。

違うのは餌だけ。今回はカニ。予備に冷凍フジツボを持ってきたけど,たぶん使わないだろう。

 

今週は潮が小さいから流れが強くないだろう。潮も最初は低いのでまずオモリはBから。

上げ潮が内側は若干左に流れている。全くアタらない。

 

 

短い波止だが場所によって流れは違う。ガン玉を2Bにしたり3BにしたりまたBにしたり。

 

 

15−4−11 34cn

ノッコミメイタ

最初にアタったのは潮が少し内側に押しているような所だった。

底の居食い。

きらきらしたきれいなメイタ 34cm。まー,こんなモンでしょう。この時期は。釣れるだけましというもの。

 

時間は8時50分ぐらいだったから釣り出して1時間半ぐらいノーバイト。

 

しばーらくして少し糸が横に動いて35cm。

 

 

僕は釣れないときハリスや鈎を替えるより先にすることはガン玉。打つ場所も変えるがそれより重さを替える。人に聞くのも

「ガン玉何号?」

が一番多い。

 

一般にチヌは目が悪いと言われている。1cmの大きさを認識するのは約5mらしく。その1cmの物体が何かが分かるのは50cm程度近づいたときらしい。

ただ,動いているものには興味を持つ習性で,落ちるスピードによってはその日の魚が餌をじっと確認するより前に思わず口にすることがあると思っている。

 

それに餌の違いや大きさで変わるが,そのときの潮や波,風の影響に対してなじむ重さってのがあると思うし,餌の落ち方動き方にも影響していると思う。

だから「ガン玉何号?」

 

 

この日はガン玉はBから4Bまで頻繁に変えて試してみた。

もちろん潮の状態は刻々と変わるからそれを見ながらこのくらいではどうかな〜?程度の気晴らしで,アタリがないから暇つぶしでもあったのだけど,極端な効果は認められなかった,でしたね。

喰わないときは喰わない。

 

 

2Bで33cm追加して,3Bで28cmチビが来てそれから永遠に続くようなアタリ無し。

餌を入れて糸を沖に払っても,底で糸をたるませじっと待っても誘いを入れても効果無し。

 

 

予定していた14時で上がるか。そう思っていたが,13時過ぎ頃から風の影響か分からないがサブンサブンと波気が出てきた。

 

するとモエビでずっとやっていてカニに替えて釣っていた人が竿を曲げた。

釣り上げたのは44cmのよく太ったコンディションのいいノッコミチヌ。

 

「いいチヌですね。やりましたねぇ。」

「上の方で来ました。14時に帰らなくちゃいけないからよかったですー。」

 

会話をしながら落としていると潰され〜。

こりゃ時合いかも。

このままこの波が続くと潮が下がったらさらに穴の中の泥がかき回されて濁りになり良くなるかもゾ。

決心して船長にпB17時まで延長。

 

 

潮止まりだけどノーシンカーじゃちょっと無理。ガン玉Bでゆっくり目にと落としていく。

穴から出た波が上糸を沖にさらうけど餌は穴に沿って落ちている。

 

15-4-11 48cm

時合いのチヌ

底で居食いキャッチ。少し重い。底を沖に走る。鈎ハズレなしヨ。

ゲット。48cm。

ノッコミじゃなかったけれどよかったぁ。

 

まだ,14時前だからそのまま帰ればよかったけれど下げ潮のサブンサブンを期待して残った。

 

んが,潮が下がるごとに波はなくなり潮は動かず。

結局,それっきり1度もアタらず。やはり時合いは一時だった。

 

 

 

15−4−11よしとみさん

80歳に手が届く古老。10分近いやりとりで上げたのは
4kg以上あるアカエイでした。僕なら体がもたなかったかも
気合いと根性に感服!



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
4月4日(土) 博多沖防 16 満 9:45
干15:47
15 晴曇
北弱 やや濁 モエビ
カニ
34, 33, 40.2

沖防開幕

 

早いものでもう4月。

博多沖防の開幕日となった。

しばらく気温は高く,前日から1日中雨が降ってこの上ないチヌ条件に大分への気持ちが大きく傾く。

しかし,後ろ髪を引かれる思いでも沖防開幕日はやはり船長や香月ママや落とし込み仲間と顔を合わせるのが大事な行事だろう。

沖防スタート 受付

沖防スタートに早朝から集まってきました

 

そうであれば,ここは沖防初チヌ賞は狙わなくっちゃ。こだわりは捨てて,モエビも買って勝負やろな。

とりあえず餌はカニ,モエビ,フジツボを用意。

 

  

久しぶりのヘチ竿スタートで3.1m沖防バージョンにプチチューンしたSAMURAIに2号糸を通して,ハリス1.7号に管付伊勢尼6号,あまり糸に3B。

潮位からしてオモリが重い感じだけど,一文字波止の上げ潮は横流れがきついときがある。

チヌの活性が低ければ穴のポイントをはずすと喰う確率は低くなる。

 

 

朝マズメの一文字波止は,いい感じの濁りと,ほどほどの波。

潮はそんなに流れていないようだけど,オモリはそのまま。

まずモエビで様子をみるのでモエビが妙な方向に泳いで行かないよう重めのオモリでにポイントに届かせた方がいいだろう。

 

 

数投しているとモエビが死んでいる。噛まれたが喰いこまなかったか。早速!いるナ。

波止内側でも外側でもアタリがよく出るが鈎がかりしない。あきらかにメイタだけど掛けても途中で外れる。しっかり飲み込まないようだ。

15-4-4沖防今年初34cm

きれいな今期沖防初メイタ 34cm

じっくり喰わせてやっと掛かった。

気持ちのいい引きでメイタが浮いてきて波止の上で元気に跳ねる。

今期1号はやはりメイタから。34cm。

 

 

例年になく頻繁にアタるけどモエビが圧迫死していたりくちゃくちゃになることが多く,しっかり口の中に入れていない。たぶんメイタ。ついばむようなやっかいな喰い方しているんだろう。

 

では,カニに替えてみる。

数投後にメイタが釣れる。33cm。

 

後が続かずにモエビに戻す。また,同じような繰り返し。

 

 

面倒になって死んだまま落とし込むと糸が止まってキクと喰っている。

これはまあまあかな。心配の鈎ハズレもなくゲット。

ラッキーの40UP初チヌ

6時45分 初チヌゲット ギリギリでセーフ

測るとギリギリ40cm超えているので船長にとりあえず電話しておく。

 

しばらくして丸ちゃんを乗せて船が来て丸ちゃんが測ってくれ,40.2cm。合格。

初チヌ賞ゲット!無料10回券じゃぁ!ラッキィ!! 

 

 

丸ちゃんが来た8時前頃から上げ潮がきつくなり同時にアタリが激減。朝のジアイは僅か1時間チョイだった。

モエビもカニもフジツボもアタらない。チヌって不思議な生き物やなぁ。

 

 

10時過ぎ,6Bを付けて落としたカニ餌に喰った。かなり引いてこちらも移動しているうちに鈎ハズレ〜。

いい型だったはず。オモリこんなに重くしても喰うときがあるんやな。

 

その後,はやと丸が接岸し波が大きくうねっていたとき中層で止まったのを掛け損ない。これも掛かった瞬間の重みは結構あった。

落とし込みフリーク

今年も始まりました。手前,中田君,その後ろ丸ちゃん

みんな頑張っているが,殆どアタリが出ず表情はさえない。赤灯台波止はずっとアタリが続いてるらしいしチヌもいい型出たようなのに。

久しぶりのヘチ釣りは思いの外,負担が大きく,肘・肩・腰・首あちこちが痛む。14時で納竿。

 

 

帰って家で寝ていると,雷の音に激しい雨の音。

初チヌ手ににんまり

初チヌ手に にんまり

まだ沖防にいたら大変やったな。

 

それでも,その後,またプチジアイが来たらしく,頑張っていた広島の中田君がメイタを追加し,丸ちゃんは48UPのまるまる太った良型を釣ったらしい。

 

当日,他の波止の半夜釣りでも年無しが出て,計7枚のチヌ,たくさんのメイタが釣れて例年よりかなりいい初日スタート。

今年も期待できる沖防かな。