落とし込み道糸


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落とし込み 道糸

道糸

  いろいろと使った結果。ナイロンに落ち着いています。
 理由は、やっぱり、スムーズなやりとりをしたいから。
 ナイロンは伸びるので、竿のタメと相まって魚の抵抗を吸収してくれます。こすれにも結構強いものです。

 色は、オールマイティはオレンジ。最近は目印を使わないので、できれば、50cm間隔ぐらいに色が変わっているものがあればいいのですが今のところ、写真上の2種類しか店頭にはなかなかでていません。「よつあみ アドミックス落とし込み」などもいいと思います。
 色染めをした糸は、少しよれているのでガイドの糸通りはもう一つ。

 浮力の点では、フロートのように浮力も少なく、また、シンキングのように糸自体が沈まないセミフロートが気に入ってます。

 マーキングのある「サンライン マークWIN
 は、結構気に入っています。
 道糸についてはこちらも参考に。


 ライン号数が太さと比例していないのは、感覚で分かると思います。
 では、ラインはなんで号数を決めているのでしょう?
 号数は、もともとは、昔の本テグス5尺(約1.515m)の長さ当たりの重さを単位で決めたもので、これを分、厘、毛で表していたそうです。1959年(昭和34年)から1厘を1号、1厘5毛は1.5号、1分を10号というようになり、現在に至っています。この1厘の太さが直径0.165mmだったことから、現在のナイロンラインの1号が0.165mmに規格で決められています。

 ここで、ちょっと号数の太さと強さについて検証してみました。

 ナイロンラインは標準直径というものが定められていますが、メーカーによって製造したラインはどうしてもばらつきがあります。だから、同じ号数表示だからといって、単純にメーカーごとの強弱を比較できないのが現実です。
 また、強さは、糸径を同じにしてから測定しないと比較はできません。
 そこで、YGKよつあみ社の基準直径を参考に強力(簡単に言うと引っ張り強度)を出してみました。
 これが下の表です。

 これをナイロンで見ると、
 直径は2号は1号の約1.4倍、3号は約1.7倍と号数に比例していません。
 強力を見ると、1.5号は1号の約1.5倍2号は約2倍3号は約3倍となっています。

 号数は強力に比例しているようですね。

 このハリスは強いとか、強度ととか言う言葉を何気なく使っています。
 強度は厳密には強力をデニールという単位で割って出し、その素材が持つ本質的な強さを表す数値だそうです。
 我々が普通に強度といっているものは曖昧なもので、本当は、ラインの強さとは、強度・強力に結節強力や伸縮性なども加味されてくるのです。
 あまり細かく考えてラインを選ぶと大変なことになるのでここまでにしておきます。



ライン号数と ライン基準直径・強力表
号数 ナイロン フロロカーボン エステル PEダイニーマ
標準直径 基準直径 強力
(kg)
基準直径 強力
(kg)
基準直径 強力
(kg)
基準直径 強力
(kg)
0.6 0.128 0.131 1.39 0.14 1.48 0.128 1.56 0.132 4.83
0.8 0.148 0.152 1.87 0.16 1.93 0.148 2.08 0.153 6.49
1 0.165 0.169 2.31 0.179 2.41 0.165 2.59 0.171 8.10
1.2 0.185 0.19 2.92 0.2 3.01 0.185 3.25 0.188 9.79
1.5 0.205 0.21 3.57 0.22 3.65 0.205 3.99 0.21 12.22
1.75 0.218 0.223 4.02 0.24 4.34 0.218 4.51 0.231 14.79
2 0.235 0.241 4.70 0.259 5.06 0.235 5.25 0.244 16.50
2.5 0.26 0.267 5.76 0.277 5.78 0.26 6.42 0.273 20.65
3 0.285 0.292 6.89 0.307 7.10 0.31 9.13 0.299 24.77
4 0.33 0.338 9.24 0.36 9.77 0.33 10.34 0.346 33.17
5 0.37 0.379 11.61 0.384 11.11 0.37 13.00 0.388 41.72



計算のもとにしたのが下の表です。
ナイロンの方がフロロカーボンよりも強度があるのが分かります。

ライン素材別1号強力表
素材 構造 糸径(直径) 比重 (デニール) 直線(上段)/結節(下段)
強力(kg) 強度(g/d) 伸度(%) kg/mm2
高強力ナイロン 単糸 0.165 1.14 219 2.19 10.0 26 103
1.86 8.5 -- 87
ナイロンモノ 単糸 0.165 1.14 219 1.86 8.5 27 87
1.53 7.0 -- 72
高強力
フロロカーボン
単糸 0.165 1.78 342 2.05 6.0 26 96
1.54 4.5 -- 72
フロロカーボン 単糸 0.165 1.78 342 1.85 5.4 25 87
1.27 3.33 -- 59
高比重
フロロカーボン
単糸 0.165 1.85 355 1.99 5.6 25 93
1.31 3.7 -- 62
高強力
エステルモノ
単糸 0.165 1.41 270 2.57 9.5 17 121
1.89 7.0 -- 89
高強力
エステルマルチ
マルチ 0.165 1.38 265 1.99 7.5 20 93
1.46 5.5 -- 68
ウルトラ
ダイニーマ
マルチ 0.165 0.98 188 7.52 40.0 4 353
3.01 16.0 -- 141
ダイニーマ マルチ 0.165 0.98 188 5.64 30.0 4.5 265
2.44 13.0 -- 115
ケプラー
/ベクトラン
マルチ 0.165 1.4 269 8.07 30.0 3.5 378
2.69 13.0 -- 126
ザイロン 単糸 0.165 1.54 212 11.92 40.0 2.5 554
3.87 13.0 -- 180
(参考資料:YGKよつあみ)

 私は道糸には、基本的にナイロンを好んでいます。
 ナイロンラインはPEに比べ、耐摩耗性に弱いとか、光の紫外線に弱いのが弱点ですが、伸びや柔らかさ・強度・滑りと、総合的に安心できるので、魚とのやりとりにはもってこいです。こすれにも実は結構強いものです。

ラインの特性
ナイロン PE(ダイニーマ)
比重 (水1) 1.14 (シンキング・空洞フロート可) 0.98(素材ブレンドで重くできる)
透明性(屈折率)水:1.44 1.58 (透明性大) 1.54 (より糸による乱反射)
伸縮性 有り(破断伸度20〜45%)
(伸び切れに強いが感度が悪い)
無し(破断伸度4%)
柔軟性 柔らかい 大変柔らかい(ホントは硬い)
吸水性 有り
(しなやかになるが、強力が落ちる)
無し
耐光性 弱い 強い
耐摩耗性 傷つきやすい 弱い 強いが摩擦熱には弱い
巻きぐせ つきにくい つきやすい
 

 ナイロンは、吸水性があります。10時間真水に漬けていた場合、5%ほど強力が低下してしまうそうですですから、使用した部分のラインは、切っていくほうがいいでしょう。

 また、耐光性は、10時間の紫外線連続照射で強力保持率は50%を切ることさえあるといわれています。
 蛍光灯にも紫外線が含まれており、これが以外と早く劣化を進めます。
 釣具店の店内に置かれた時点から紫外線による劣化が始まっているといっても過言ではないので注意が必要ですね。
 そのため、ナイロンラインは、フッ素やシリカなどで表面処理をしているものがほとんどです。

 さらに、ナイロン素材「DMV」というのがあり。耐摩耗性で言えば、従来のナイロンラインの約20倍という性能を実現し、紫外線対策も原料の段階でUVカット樹脂を練り込み、表面にもUVコートを促すなどの対策を施してあります。

 様々な使途や条件下で使用されるラインは、どれがいいとは一概には言えませんが、落としこみ釣りでも、素材の特性を知っていると、より楽しく釣りができるのではないでしょうか!!



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